村上春樹

オーディオブック

[Audiobook] 言語や文化に依存しない表現法 (After Dark unabridged、村上春樹)

村上氏の評価は二分される。「わからない派」と「文書/文体が洗練されている派」とに。 私は前者の「わからない派」である。読み終わった時(聴き終わった時)の置き去り感は全作品に共通している。ストイックな登場人物の都会的な考え方は私には理解できな...
オーディオブック

[Audiobook] At least he never DNF (What I talk about when I talk about running, 村上春樹)

村上春樹氏の作品の文学性を理解することは自分のライフワークになってきた。 氏の代表小説は、書物としてだけではなくオーディオブックや映画等で繰り返し接してきた。しかし村上作品が世界中の人から高い評価を得ているのか、未だにさっぱり理解ができない...
オーディオブック

[Audiobook] 理解できる作品が良い作品という評価基準(村上春樹著 After the quake)

理解できる作品が良い作品 自分の中での村上作品の評価基準である。荒唐無稽な背景設定であるか否かに関わらず、登場人物の考え方が自分の想像の範囲内であり、かつストーリー展開が自然法則に従っているという安心感があれば、「この村上作品は良い」という...
オーディオブック

[Audiobook] Murakamiestにはなれない(村上春樹著 Dance, Dance, Dance)

「村上春樹氏 ノーベル文学賞有力候補に」とのニュースを何度も聞く。 独特の世界観による奇抜な場面設定と、読みやすい文体(オーディオブックとしては聴きやすい文体)は他の作家さんにはないものだと思う。世界中にMurakamiestという人たちが...
オーディオブック

[Audiobook] オーディオブックの長さの限界 (村上春樹著 1Q84)

オーディオブックの欠点は自分でペースを決められない事である。 紙書籍であれば、集中力が高い時間帯に一気に読み進める事ができる。加えて、スキミングをしながらの読飛ばしもできる。オーディオブックではそれらが基本的にできない。長時間の聴読により、...