[ルービックキューブ]名言「ルービックキューブができなくても、全く悔しくないのです。」

先日、知人をルービックキューブ会(くるくる会)に誘った。返信は以下の通り:

お誘いありがとうございます。
・・・中略・・・
ただ、ルービックキューブができなくても全く悔しさがこみ上げてこないのです
別のイベントでお会いできるのを楽しみにしています。
・・・以下略・・・

私がルービックキューブにハマっている理由が、この返信に凝縮されているように感じた。

私は、具体的かつ公平なベンチマークがある方を好む。反対に曖昧で不合理な基準は大嫌いだ。そういう性格だから、例えばマラソン、ゴルフ、資格試験、そしてルービックキューブが好きだ。自分の成長や位置づけが明確になるからだ。一方で、人の美観等に基づく採点競技や基準がないものはやるのも見るのも好きになれない。そしてベンチマークを有する競技は、自ずと「他者との争い」という要素が入ってくる。特に、マラソンやゴルフは競技人口が多いため、そのベンチマークにより上下関係みたいなものが、その人間関係に影響してしまう。自分の性格から、「上」となった時はバツが悪く「下」となった場合は悔しくて仕方なくなってしまう。

そこで前述の知人からの「悔しくない」との返信である。これこそルービックキューブに私が求めていた「答え」である。すなわち、私にとってのルービックキューブは、誰もが知っているものでありながらも、①自己主張のツールとして使用できる一方、②99%の人に「悔しい」と思わせることはないものである。これがゴルフやマラソンになると②で問題が発生し他者と争うことになる。

私にとっては、ゴルフやマラソンよりもルービックキューブ(たいして速くはないが)で自己主張した方が人間関係を良好に維持する秘訣なのかもしれない。

 

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