村上春樹氏の作品の文学性を理解することは自分のライフワークになってきた。
氏の代表小説は、書物としてだけではなくオーディオブックや映画等で繰り返し接してきた。しかし村上作品が世界中の人から高い評価を得ているのか、未だにさっぱり理解ができない。
一方で、氏のエッセイ集である「走ることについて語るときに僕の語ること」は、何度も繰り返し読み返した。
What I Talk About When I Talk About Running
UNABRIDGED
by Haruki Murakami
Narrated by Ray Porter
Member Price :$12.92 or 1 Credit
LENGTH :4 hrs and 23 mins
世界的に著名な村上氏の考え方に自分が共感できることが嬉しい。自分がトライアスロンを始めたのも、このエッセイ集の影響が大きかったと思う。「人と競うために走るのではなく、自分の設定した目標を達成するために走る」という点は多くのジョギング愛好者が共有している考え方だと思う。
氏は墓石に「少なくとも最後まで歩かなかった」とのメッセージを記すとのことである。英語での表現は「at least he never walked」とのことである。英語の方がしっくりくる。自分の墓石には何を記すかを考えると、ルービックキューブ愛好者の自分は
「At least he never DNF」
(DNF = Did Not Finish。ルービックキューブで6面揃わずに途中で諦めてしまうこと)
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