[ラン]三度目の挑戦(2017年万里の長城マラソン)

100kmウルトラマラソンやトライアスロンを含むマラソン大会に今までに通算84回参加している(参加マラソン・トライアスロンリスト)。その中で途中リタイアした大会は2つだけ、完走率は97.6%で決して悪くはないと思う。途中リタイアしてしまった2つの大会は以下の通り。

  1. 人生初リタイアの「2015年万里の長城マラソン」
  2. 途中で命の危険を感じた「2016年万里の長城マラソン」

つまり万里の長城マラソン以外は全て完走している。リタイアが続けば己の実力と根性、体力を直視し、万里の長城マラソンの出場を諦めるのが大人の対応であろう。しかし私は未だに自分の成長の可能性を勘違いしている中年である。ということで今年の労働節、三度目の万里の長城マラソンとなる「2017年万里の長城マラソン」に挑んだ。(万里の長城マラソンHP

結果は人生三回目のリタイア(泣)

万里の長城マラソンの行程は、急勾配の山に沿った城壁を3往復(上り⇒T5城楼⇒下りを6回繰返す)。マラソンとはいえ走れるような平坦のコースは少なく、ひたすら昇ったり降りたりを繰返す。脚だけではなく背中や腰へのダメージも大きい。3往復目の往路のT5城楼で精も魂も尽きた自分自身の生命維持装置が「この先の谷に進んだら戻って来れなくなる」というアラームを全力で出し続ける。朦朧とした意識の中、ここでリタイアを決めて下山することにした。全工程3往復中、2.5往復でのリタイアということになる。

人生三度目の「リタイア」。「リタイア」は万里の長城でしか味わったことがない。

しかし今年で止めるわけにはいかない。去年は2往復でグロッキーであったが、今年は2.5往復まで距離を延ばすことが出来た。残りの0.5往復は気合だけではどうにもならないということは理解しているが、全く歯が立たない、という感覚はなくなった。また多くのランナーと情報交換をさせていただき有用な情報も得られた。そして何より、今年で辞めてしまうと自分自身の限界が「そこ(T5城楼)」になってしまう。また不甲斐の無い自分に対して「悔しい」という気持ちを持ち付けたい。

ということで、死ぬまでにやることリスト100に「万里の長城マラソン完走」(No.116)を追加した。

死ぬまでにやることリスト100

人生4度目のリタイアにならないように要練習だ。

【次回参加までの準備】

  • 体重減(マイナス8キロ以上)
  • トレラン用シューズを準備して急勾配や階段の練習(特に下り)
  • 10時間以上走る機会を2ヶ月に1回設定

【その他のメモ】

  • GPSウォッチのオートストップはOFF(進んでも進んでもONにならない)
  • エナジーバーやタブレット用のゴミ袋を用意(ゴミ箱は少ない)
  • 花粉が飛んでいる。タオル・ティッシュは必須。
  • 日焼け止めは入念に。サングラスはあった方が無難。
  • 補給食などは折り返しのセンサー近くに(要ルール確認)。
  • 京東.comで購入した康比特(CPT)のエナジーバーとタブレット、あとMonsterのエナジードリンクは◎

キューブとともに、、、

2016年のルービックキューブアジア大会の記念Tシャツで出走!

快晴の北京

スタート地点

一往復目。未だ未だ余裕。

T5城楼から下る坂道。写真では分かりづらいがとんでもない急こう配

二往復目。写真を撮る余裕がなくなってくる

青い空と長城、そしてキューブ。

ペットボトルに入った水を水準器に坂道の勾配を撮ろうとする。この急こう配、伝えるのが難しい。。。

キューブ撮影を理由に立ち止まる回数が多くなってくる、、、

途中で干支の鶏と遭遇!

み、道がない、、、

会場は八达岭古城

毎年苦労する坂道。ここでの体力と精神力の消耗が加速する。

キューブ!

3往復目のT5城楼。ここでリタイアを決意する。

T5城楼を超えるのが人生の目標の一つに。

ふもとにあった石碑。

大会翌日、仕事帰りに北京観光されていたランナーの方々と合流。同じ匂いがする人たち、大いに盛り上がりました!ありがとうございました!

 

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