旧約聖書によれば、
もともと世界では1つの言葉が話されていた。しかし、天まで届く[W:バベルの塔]を建てようとした人間のおごりに対して神が審判を下し、異なる言葉を人間に与えた。そのため、世の中は混乱した。
時はたって現代。[W:ホンヤクコンニャク]が携帯翻訳機という形で登場するのも時間の問題だと考える。既に、いくつか具現化されたシステムが開発されているようである。(参考:9言語、夢の音声翻訳機(はてなブックマーク))
実用的な仕組みになるのが半年後なのか、5年後なのかわからないが、私の子供が英語学習に取り組む頃(中学生になる頃)には携帯電話などの1つの機能として実用化されていると思う。逆に、昨今の技術進歩のスピードを考えると実用化されないという理由を探す方が難しい。
さて、実用的な携帯翻訳機が登場した後の世の中について考えてみた。
- 「翻訳」「通訳」という業態は一気に縮小。世界中で通訳者・翻訳者の大量失業が社会問題に。
【類】デジタルカメラ登場後の銀鉛写真現像ビジネス、インターネット登場後のマスコミ - 「人間が訳した結果は、機械が訳した結果よりも信頼性が低い」という認識が広がる
【類】社会保険制度の電子化処理 - 語学教育産業消滅。中高の英語教員は「英語文化学」みたいな分野を確立し、シェークスピアやマークトウェインを教え始めるかもしれない(漢文・古文のような取扱い)。迷惑な話であるが。
【類】電卓登場後のソロバンのスキル - 語学はスキルではなくなる。語学目的の留学はなくなり、TOEIC(R)はサービス停止。
- 機械が翻訳・通訳しやすいような日本語表現を修得する学問(機械翻訳用表現法?)ができるかもしれない。
あくまでも想像であるが。
コメント
You are right.
GoogleとFacebookの自動翻訳(CNN)
http://edition.cnn.com/2009/TECH/10/24/tech.language.fb.google/index.html
[…] 以前のエントリーのとおり、通訳/翻訳機の登場で解決される①語学スキルは、近年中に過去のものとなり、コミュニケーションには必須の要因ではなくなるであろう。また、②話題に関する深い知識は言わずもがな。 […]